仔犬からのクレートトレーニングは、短期集中が基本です。1週間、オーナーさんの根気が続けば、
ほとんどの場合、終了します。

扉を外した状態にクレートを組み立て、しばらく放置します。オーナー様が妙にクレートを意識すると、
犬にもその緊張や期待が伝わってしまうので、ワンがどうするのか少し離れて見てみてください。
結構な確率で、ひとりで探検してくれます。内部に入る様だったら、声をかけたり、褒めたりせずに、
好きな様に中を探検させてあげて下さい。

クレートに入ってもらう為に、ワンの大好きなオモチャやオヤツを用意します。オモチャをクレートへ投げ
入れたり、オヤツをクレートの中に入れて、中へ誘導します。中へ入ったら、褒めてあげて下さい。
それでも入らなかった場合には、一旦扉を取り付けて、内部に特にお気に入りのオモチャやオヤツを
入れ、ワンを外に出したまま扉を閉めてしまって下さい。内部にはオモチャやオヤツがありますが、
取れないので、自発的に扉を開けようとしたり、興味を持つのを待ち、扉を開けてあげます。
ワンが中に入ったら、褒めてあげて下さい。

仔犬から始める場合、環境適応能力は成犬よりもはるかに優れていますので、初日から扉を
閉めてしまっても大丈夫です。トイレを済ませ、『ハウス』と声をかけて、クレートに入れ、扉を閉めます。
ほとんどのワンは、『出せ〜〜!』と大騒ぎします。大騒ぎしたとしても、この時に出してしまうと、
大騒ぎする⇒自由になれる という関連付けがされてしまいます。かわいくてたまらないと思いますが、
グッとこらえて、完全無視して下さい。声をかけるのも、大騒ぎする時間を延長させます。
この方法の場合、ほとんどの仔犬は1週間以内に、扉を閉められたら、諦める様になります。
時間の空いた時には、STEP 2でした様に、クレートが楽しい場所、良いことがある場所だということを
体験させて、自発的に入る様になったら、STEP 4へ。

『ハウス』という言葉で、クレートに入る事を教えます。一番効率が良いのは、食事の際に食器を持って、
『ハウス』と声をかけ、中に入ったら褒めてご飯をクレートの中に置き、扉を閉める方法です。
毎日、気づいたときに1回で良いので、ワンに『成功』を体験させてあげて下さい。

成長と共に、室内でもいたずらをしたり、誤飲や誤食をする危険性が減少します。室内をワンが自由に
していても、大丈夫な状態になれば、扉を外してしまっても良いと思います。